2016年12月9日金曜日

2016.12.9 第20回外国語教育セミナー ピアレビュー

コンテンツ研究部門では,以下の内容で第20回外国語教育セミナー(教員・院生向け)を実施します。

日時 2016年12月9日(金) 0850~1100
会場 神戸大学鶴甲第1キャンパス(国際文化学部キャンパス)D615 (CALL教室)

第1部 センター教員ピアレビュー(0850~0950) 
報告者 木原准教授(英語) 保田准教授(英語) 西出講師(ドイツ語)
※ビデオカンファレンス方式を採用しています。各教員が自分自身の授業風景をビデオに撮影し,その一部を上演しながら,それぞれの授業の工夫などについて報告します(質疑・入れ替え込み1名20分)。


第2部 講演会(0950~1100)
講師 南山大学 太田達也先生
演題 「学習者中心の外国語教育について考える」
講師ご専門 日本人ドイツ語学習者の作文プロセスと教員フィードバックの受容、ドイツ語教員養成など


※本セミナーは例年通り,外部にも公開しております。参加希望の方は,11月末日までに担当 iskwshin@gmail.com までメイルでご一報くださいませ。

終了しました! (報告:2016/12/9 文責:石川)

当日は学内外から23名の参加があり,盛況でした。

第1部について,木原准教授から,ライティングを中心とした授業実践の報告がありました。TOEFLのエッセイ課題などを素材としたライティングのトレーニングを重ねることで,学生の書ける英文の量が増えたということです。保田准教授からは,4技能統合,ESP,Real-world English,ワークシート提出方式という4つの観点に基づく授業の報告がありました。海事科学部の学生には船の浮揚の仕組みに関する素材を使用する等,学生の専門分野をふまえた内容の設定により学習の動機づけが引き出されたということです。西出講師からはアクティブラーニングの視点を導入した初級文法の授業報告がありました。「なんでもカード」で教員と学習者のインタラクションを保証し,あわせて,グループワークで学習者間のインタラクションを保証する工夫を行ったということです。

第2部では,NHKのドイツ語番組の監修者としても著名な太田先生より,ご講演をいただきました。太田先生の講義は,参加者間での意見交換等を組み込んだインタラクティブなもので,学習者の自律性,内発的動機づけ,行動中心主義,協働学習,発達の最近接領域等の視点を組み込んだ授業開発の重要性が示されました。また,ライティングのフィードバックに関して,文法的な問題を教師が明示的に修正した場合よりも,問題個所のみを示す(修正はしない)場合のほうが,結果的に学習者の作文の正確性が高まるというご自身の研究結果が示され,教示主義ではなく構成主義的な学力観・指導観・教材観の重要性と,「リフレクションのできる<学び上手>」を育てることの必要性が示されました。

アンケート結果(出席者23,回収回答数14)
第1部 有益だった 13 ある程度有益だった 1 どちらとも言えない/あまり有益でなかった/有益でなかった 0
第2部 有益だった 13  ある程度有益だった 1 どちらとも言えない/あまり有益でなかった/有益でなかった 0

感想等(適宜要約させていただいています)
大変勉強になりました/第1部のプレゼンが大変勉強になった/講演は理解しやすくおもしろかった/インド英語を使っている点がよい(保田先生の授業について)/なんでもカードのアイデアがすばらしい(西出先生)/自律学習について理解が深まった/学習者中心の意識が変わった/作文添削について講師の話が興味深かった/授業公開では普段の自分の授業と違うスタイルを学べて刺激を受けた/アクティブラーニングについても自分の考えが深まった,また自分の授業に改めて自信が持てた/勤務校では英語と言っても苦手な学生が多いのでドイツ語の実践や講演から学べるところがあった/質疑応答の時間がもう少しあればよかった/講師・発表者の組み合わせがよかった/日々忙しく教えているのでこの時期に振り返る機会があってよかった/他の教員がどんなリソースを使って授業をデザインしているのかわかってよかった


全体風景

木原准教授報告

保田准教授報告

西出講師報告


太田先生のご紹介(福岡准教授)

太田先生ご講演風景



2016年11月2日水曜日

2016.11.2 第8回外国語学習セミナー ドイツ語検定試験入門

神戸大学国際コミュニケーションセンター 平成28年度(2016年度) 第8回外国語学習セミナー

日本ではさまざまなドイツ語能力検定試験が実施されています。留学を考えている、今までに大学で身につけたドイツ語の力を試してみたい… 大学でドイツ語を学ぶ皆さんそれぞれのニーズに合わせてチャレンジしてみませんか。

日時:11月2日(水)の昼休み(12:30~13:00)
場所:D507(CALL編集室の正面向かいの部屋)
内容:ドイツ語技能検定試験(通称「独検」)、ゲーテ・インスティトゥートド イツ語検定試験、オーストリア政府公認ドイツ語能力検定試験(通称「OeSD」) の概要説明、試験の体験
企画:神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター未修外国語教育企画委員会
担当:福岡麻子准教授
問い合わせ:asakofukuoka〔アットマーク〕silver.kobe-u.ac.jp

(終了報告)
表記,終了しました。13名の参加があり,盛況でした。



参考:本年度の外国語学習セミナー開催記録 (※11月4日現在での参加学生延べ数 762名)

2017年(予定) 第9回外国語学習セミナー:中国語検定試験入門 (担当: 高橋講師)
2016.11.02 第8回外国語学習セミナー:ドイツ語検定試験入門(参加者13名) (担当:福岡准教授)
2016.07.26 第7回外国語学習セミナー: 原サチコ先生ワークショップ(参加者35名) (担当:福岡准教授)
2016.05.17 第6回外国語学習セミナー:フランス語検定試験説明会(参加者5名) (担当:廣田准教授)
2016.05.09 第5回外国語学習セミナー:IELTS入門(参加者42名) (担当:木原准教授)
2016.04.27 第4回外国語学習セミナー:フランス語スタートアップ授業外学習セミナー(参加者13名) (担当:廣田准教授)
2016.04.26 第3回外国語学習セミナー:フランス語検定試験(DELF)説明会(参加者14名) (担当:廣田准教授)
2016.04.20 第2回外国語学習セミナー:新入生のためのTOEFL入門(参加者260名) (担当:石川教授)
2016.04.13 第1回外国語学習セミナー:新入生のためのTOEIC入門(参加者380名) (担当:石川教授)

2016年9月9日金曜日

2016.9.9 English Autonomous Q2受講生アンケート結果報告

今年度より始まった新しい授業の評価・改善のため,当該授業の最終日に受講生アンケート(N=581)を実施し,当部門で結果を分析し,9月9日開催の国際コミュニケーションセンター運営委員会ならびに外国語教育第1部会において報告を行いました。

報告内容の一部




学生の自律学習的態度を育成する新しい授業について,学生は一定の真摯な態度で取り組んだと言えそうです。しかし,さらなる改善への提案も得られましたので,今後,外国語第1部会等への提案を行っていきたいと思います。

2016年7月15日金曜日

2016.7.15 English Autonomous Q1 学生アンケート結果報告

今年度より始まった新しい授業の評価・改善のため,当該授業の最終日に受講生アンケート(N=581)を実施し,当部門で結果を分析し,7月15日開催の国際コミュニケーションセンター運営委員会ならびに外国語教育第1部会において報告を行いました。

報告内容の一部




新しいコンセプトの授業でしたが,学生は当該授業の内容に関して,一定の有用感を持っていたと判断されます。

2016年7月6日水曜日

2016.7.26 第7回外国語学習セミナー: 原サチコ先生ワークショップ  ルネ・ポレシュ『ロッコ・ダーソウ』を読む ––––ドイツ現代演劇テクストの読み方––––


★終了しました。35名の方にご参加をいただきました。報告はこちら

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国際コミュニケーションセンターでは以下の催しを行います。学生・院生・教員の皆様のご参加をお待ちしています。

第7回外国語学習セミナー

原サチコワークショップ 
ルネ・ポレシュ『ロッコ・ダーソウ』を読む   ––––ドイツ現代演劇テクストの読み方––––

ドイツ語圏の公立諸劇場で12年にわたり専属俳優として活躍している原サチコ氏をお招きし、現代ドイツ語圏文化の最先端に触れるとともに、ドイツ現代演劇戯曲の「読み方」について学びます。題材とするのは、現代ドイツ演劇を牽引する劇作家・演出家ルネ・ポレシュ(René Pollesch, 1963-)の『ロッコ・ダーソウ』Rocco Darsaw 。単なる「講読」にとどまるのでなく、「テクストを皆で分かち合う」ことで作品を読み解きます。
テクストは原氏自身による日本語訳を使用します。ドイツ語経験の有無にかかわらず、お気軽にご参加ください。

とき:2016年7月27日(水)17:00-18:30
ところ:神戸大学鶴甲第一キャンパスN402
主催:神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター
企画:神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター未修外国語教育企画委員会
問い合わせ:福岡麻子准教授 asakofukuoka [AT] silver.kobe-u.ac.jp
準備の都合上、可能な方は下記フォームにて事前申し込みをお願いいたします。
http://goo.gl/forms/tdCladJJUKWSdyY42
当日飛び入りでのご参加も歓迎いたします。

原サチコ氏よりメッセージ(抜粋。全文は案内チラシをごらんください) ★クリックで拡大




「哲学や社会学の論理を分かりやすく面白く料理しながら、時代の先端を行くクールな作品を作り続けるルネ・ポレシュ。作品の一部を皆で回し読みし、例をあげながら読み解いていきます。演技力は全く必要ありません。演じるのではなく、考えるWSです。演劇に興味ある方以外に、哲学、社会学など他の学部の方々にも参加していただけたらと思います。実際、恋愛や生き方に悩んでるあなたが突破口をみつけられるかもしれない〈目から鱗〉のワークショップです。」

2016年6月30日木曜日

2016.6.30 Autonomous English (Q2) の履修の注意:所定レッスン数と29%ルールについて


受講生各位

Autonomous English (Q2)の学習では,以下が義務付けられています。

1)Practical English (Q1の継続) において,全35レッスン中,30レッスン以上で合格すること
※初回の修了テストで30%未満だった場合(※「以下」にあらず),2回目以降で仮に合格しても,そのレッスンは「無効」とされます。

2)追加単元「神戸からの風」において,全2レッスン中,2レッスン両方に合格すること
※こちらには,30%ルールは適用されません。

国際コミュニケーションセンター木原先生が作成された「履修ガイド」を以下に示します。クリックで拡大できます。


2016年6月17日金曜日

2016.6.17 外部試験成績分析結果報告

新入生に実施している英語外部試験の成績データ(2014~2016年度実施分)の分析結果を報告しました。

・定期的に行っている神戸大学TOEIC/TOEFLテストの場合とほぼ同様,TOEICの平均は526~538,TOEFL-PBTの平均は490~491で,入学年次による有意な差は確認されませんでした。
・学部別では医学部医学科,工学部等,理系学部において新入生の英語スコアの上昇トレンドが見られました。

大学英語教育では,Evidence-based education(EBE)の発想はこれまであまりありませんでしたが,今後,カリキュラム改善等において,各種パフォーマンステストの結果分析をふまえたPDCAシステムの開発が求められることになると思われます。なお,私見では,特定の外部テストだけですべてを評価することのないよう,多元的な見取りの枠組み作りが不可欠であると考えています。


2016年5月24日火曜日

2016.04.29 第1回神戸大学TOEIC/TOEFL実施

大学生協との共催のもと,表記の試験を実施しました。なお,1年生が外部試験の予行演習として受験できるよう,今年から初回の開催時期を早めました。


第1回神戸大学TOEIC試験
受験者 90名
平均点 L=310,R=292,Total=602






















第1回神戸大学TOEFL試験
受験者 38名
平均点 T1=48,T2=50,T3=49,Total=488


2016年5月16日月曜日

2016.5.17 平成28年度第6回外国語学習セミナー(フランス語検定試験説明会)



神戸大学国際コミュニケーションセンターでは,以下のイベントを開催します。多数のご参加をお待ちしています。


■神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター

平成28年度第6回外国語学習セミナー~フランス語検定試験(仏検)説明会~

日時:5月17日(火) 12:20~13:10

会場:鶴甲第1キャンパス(国文キャンパス)ラーニングコモンズ(セブンイレ ブン横)

対象:全てのフランス語学習者

参加申し込み:不要

講師:Bruno Vannieu(国際コミュニケーションセンター特任教授)

協力:松田浩則(文学研究科教授)

講演内容:試験の概要,試験対策の方法,申し込みの方法等

問い合わせ:hirota@people.kobe-u.ac.jp


終了しました。参加者5名。















(参考)本年度,これまでに開催されたセミナー

第1回: 4/13   英 TOEIC(380名)  
第2回: 4/20   英 TOEFL(260名)
第3回: 4/26  仏 DELF(14名)
第4回:  4/27  仏 スタートアップ(13名)
第5回:  5/ 9  英 IELTS(42名)
第6回:  5/17  仏 仏検(5名)

2016年5月9日月曜日

2016.5.9 平成28年度第5回外国語学習セミナー「IELTS入門」

国際コミュニケーションセンターでは,下記のイベントを開催します。多数のご参加をお待ちしています。

■神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター
平成28年度第5回外国語学習セミナー~ILETS説明会
◎日時 5月9日12:30-13:00@B109
◎講師: 西川美香子先生
◎企画: 国際コミュニケーションセンター 木原恵美子准教授

★終了しました。42名の参加を得て盛会でした!





2016年4月26日火曜日

2016.4.26 平成28年度第3,4回外国語学習セミナー(フランス語検定試験説明会/授業外学習セミナー)


第3,第4回外国語学習セミナー フランス語検定試験DELF説明会/授業外学習セミナー


■神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター
平成28年度第3回外国語学習セミナー ~フランス語検定試験(DELF)説明会~

日時:4月26日(火) 12:20~13:10
会場:鶴甲第1キャンパス(国文キャンパス)ラーニングコモンズ(セブンイレ ブン横)

対象:フランス語圏への留学に興味がある人など

参加申し込み:不要

講師:Bruno Vannieu(国際コミュニケーションセンター特任教授)

協力:アンスティチュ・フランセ関西

講演内容:試験の概要,試験対策の方法,申し込みの方法等

問い合わせ:hirota@people.kobe-u.ac.jp


★終了しました。参加者14名でした。





■神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター
平成28年度第4回外国語学習セミナー~フランス語スタートアップ授業外学習セミナー~

日時:4月27日(水) 12:20~14:50(都合の良い時間帯に来て下さ い。昼食持参可。)

会場:鶴甲第1キャンパス(国文キャンパス)D301

対象:主に1年生で、授業以外にも何かフランス語学習に取り組んでみたいと 思っている人

参加申し込み:不要

講師:廣田大地(国際コミュニケーションセンター准教授)

内容:とりあえず週2コマのフランス語の授業には慣れてきたけれど、授業以外 にも何かフランス語の自主学習を頑張ってみたい! 交換留学に興味がある!  夏休みにフランスに短期留学してみたい! 1年次後期に開講されるフランス語 Sクラス(選抜クラス)に入りたい! などなど、みなさんの様々な関心やニー ズに合わせて、どのような授業外学習が可能か一緒に考えたいと思います。

★終了しました。参加者13名でした。 





2016年4月22日金曜日

2016.4.22 平成28年度第1回大学・附属学校英語教育連携推進会議

平成28年度第1回大学・附属学校英語教育連携推進会議

表記会議を開催しました。附属学校(小中高)と大学の英語系教員が年に1回,一堂に会してそれぞれの問題と今後の英語教育の方向性を議論するもので,今回も有意義な会となりました。




平成28年度第1回大学・附属学校英語教育連携推進会議 議事録

日 時:平成28年4月22日(金)17:35~18:50
場 所:神戸大学国際コミュニケーションセンターD603

出 席
○大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター:石川慎一郎,柏木治美,加藤雅之,木原恵美子,グリア・ティモシー,島津厚久,横川博一,(オブザーバー)福岡麻子[ドイツ語]
○附属学校:石田麻衣子,津田敦子,緒方高士,泉美穂,興津紀子,軽尾弥々,篠原泰子,横山安律子,岩見理華,真田弘和,松岡梨花,高順子
○附属学校部:川端係長,竹林主任


【報告事項1】附属学校全体の現状について
事務より,資料1に基づき,附属学校の概況について説明があった。

【議題1】附属小学校:英語教育の現状と課題について
石田委員より,資料2に基づき,附属小学校の英語教育について説明があり,以下のような意見交換が行われた。

○ 大学から,小中連携の具体的な方向について質問があり,具体的にはこれから取り組んでいくが,中等教育学校教員と小学校教員が学校間を行き来し,どのような学習をしているか相互に観察し意見交換したいと回答があった。
また,中等教育学校前期課程からは,11月に小学校で行われる研究授業の際に,一緒に加わってチームティーチングをしたいと考えているという意見があった。
○ 大学から,昨年度に神戸大学留学生が協力した授業は具体的にどういうことをしたのかという質問があり,小学生6年生(2クラス)が16グループに別れて,1グループ(5人)に留学生1人を囲み,明石の街に実際に出向いて,留学生を観光案内し,簡単な英語で表現したりジェスチャーを交えて,明石の魅力を伝えたと回答があった。
○ 石田委員より,11月19日(土)に研究開発の研究授業がある旨,アナウンスがあった。

【議題2】附属中等教育学校:英語教育の現状と課題について
まず初めに,津田委員より,中等教育学校全般の英語教育について,資料3-1に基づき,説明があった。続いて,緒方委員より,追加資料(前期英語科来年度(平成28年度)に向けた取り組み)に基づき,中等教育学校前期課程の英語教育について説明があった。
最後に,泉委員より,資料3-2,3-3に基づき,中等教育学校後期課程の英語教育について説明があった。
○ 前期課程では,生徒の「質疑応答」の力について,母語での質疑応答ができない生徒がいることが挙げられた。大学からは,実際,中等教育学校の卒業生で神戸大学へ入学した学生の授業の様子を見てもプレゼンは上手だが質疑応答に必要な思考力を含めるところが課題として見受けられるという意見があり,思考力は,長い時間をかけてしか深まらないもので,英語科でどこまでできるのか課題であり,スキルを育てると同時にゆっくりと思考力が育成できるように中等教育学校から訓練がされていると,年齢とともに深みが増すのではないかとアドバイスがあった。
○ 「言いたいことがあるが英語では表現できない」ということは大学生でもよくあることだが,授業の中で言えるように学習することはある意味限界があるが,留学生にプレゼンしてみて「うまく伝えられなかった。あるいは,伝わったが,質問に答えられない」という悔しさを味わうということが目的で,それ自体意味があると考える。そういう機会が多ければ多いほど,どうやればよいかの気づく機会となり,次の学習につながっていくので,そのあとどのように学習するのかが大事で,そこに取り組んでいくほうが面白いとアドバイスがあった。
○大学から,後期課程ではどういう方針でライティングの評価をしているかということについて質問があり,学年により評価の仕方が異なるので検討課題であると回答があった。
○大学から,ライティングの評価について,普段から基礎のジャーナルライティングをやった上で,パラグラフライティングをしていくほうが分かりやすいとアドバイスがあった。また,英語に限らず,新聞記事等は例示や比較対象の構成ができているので,概念の提示の仕方をトレーニングしたほうがよいとアドバイスがあった。
【議題3】大学英語教育の現状と課題について
横川委員より,資料4に基づき,大学の英語教育についての説明があり,下記について課題として示された。

○大学4年間でどのように英語を体系化していくか
○グローバル人材育成推進事業の採択により構成されたグローバルイングリッシュコースについて,本年度が最終年度のため国からの予算がなくなる29年度から,カンファレンスモデルを採用したカリキュラムを今後どのように継続していくか,どういう形で全学に広めていくか
○海外外国語研修の継続
○国際コミュニケーションセンターが提供している英語支援プログラムKALCSについて,大幅に予算が削減されている中で,神戸大学のグローバル化に貢献しているこの取組をどういう形で継続していくか,各学部の同じような取組をどのように統合していくか
○CALL教室の維持と,アクティブラーニングが可能な教室への移行
○経費がない中でいかにグローバル化を進め外国語教育を充実させるか
○第二外国語を含め外国語の必修の維持,できるだけ多くの言語に触れることができる機会をどのように作ることができるか
○大学入試との関係について,大学入試の形態の変化に応じて,大学の外国語の履修形態をどう変えていくか

【議題4】H28年度アドバイザリーについて
石川委員より,資料5に基づいて,説明があり,附属学校各委員の関心分野について確認した。
石田麻衣子 附小 幼少連携,小中連携,小カリ開発 (石川慎一郎)
軽尾弥々 中1 音声指導 (大和知史)
緒方高士 中2 小中連携 (石川慎一郎)
興津紀子 中3 構想中 (柏木治美)
泉美穂 中4 構想中 (ティム・グリア)
横山安津子 中4 学習者主体表現・ライティング指導 (横川博一)
増見敦 中5 ライティング,スピーキング指導 (石川慎一郎)
篠原泰子 中5 構想中 (横川博一)
大八木優子 中6 構想中 (加藤雅之)
津田敦子 中6 授業力,autonomy, self-regulation (木原恵美子)
岩見理華 SGH室長 グローバル意識測定法開発 (石川慎一郎)
真田弘和 中5 プレゼン教育 (石川慎一郎)
松岡梨花 中3 構想中 (島津厚久)
高順子  (非常勤) 構想中 (加藤雅之)
北代尚之 (神戸大学大学院研修) 音声を生かした英語指導 (大和知史)
A・マッティングリー グローバル教育推進室 構想中
K・マッキントッシュ (非常勤) 構想中

【議題5】大学・附属共同研究の現状について
石川委員より,資料6に基づいて,説明があった。

中等教育学校の津田委員よりあいさつがあり,閉会となった。

2016年4月20日水曜日

2016.4.13~ 平成28年度神戸大学第1,2回外国語教育セミナー 新入生のためのTOEIC/TOEFL

コンテンツ研究部門では下記の新入生向けセミナー(主催:大学教育推進機構国際コミュニケーションセンターコンテンツ研究部門,共催:神戸大学生協)を開催します。多数の新入生の参加をお待ちしています。なお,この催しは地域にも公開されていますので,学外の方もご関心のおありの方はご参加いただけます(要事前申し込み)。

(内容)5月に実施される,全学外部試験を前に,2種類のテストの特性,社会における位置づけ,スコアの読み方,問題構成,対策方法などについて入門的レクチャーを行います。例年,参加多数で入場をお断りするケースが出ていますので,参加希望の方はお早めにおいでください。


■神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター
平成28年度第1回外国語学習セミナー~新入生のためのTOEIC入門~

日時:4月13日(水) 12:20~13:10

会場:鶴甲第1キャンパスB110

対象学部:発達・法・経済・経営・理・工・海事 

参加申し込み:不要(先着順300名まで。昼食持込可。遅刻の場合は入室不可)

講師:石川慎一郎(国際コミュニケーションセンターコンテンツ研究部門教授)

協力: 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)

講演内容:試験の概要,試験対策の方法,申し込みの方法等

問い合わせ:iskwshin@gmail.com


(報告)終了しました!

380名の参加があり,盛況でした。






■神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター
平成28年度第2回外国語学習セミナー~新入生のためのTOEFL入門~ 

日時:4月20日(水) 12:20~13:10

会場:鶴甲第1キャンパスB110

対象学部::文,国文,農,医

参加申し込み:不要(先着順200名まで。昼食持込可。遅刻の場合は入室不可)

講師:石川慎一郎(国際コミュニケーションセンターコンテンツ研究部門教授)

協力:国際教育交換協議会(CIEE)

講演内容:試験の概要,試験対策の方法,申し込みの方法等

問い合わせ:iskwshin@gmail.com

終了しました。260名の参加があり,盛況でした。























2016年4月7日木曜日

2016.4.1 平成27年度事業報告

大学教育推進機構 国際コミュニケーションセンター
平成27年度研究部門活動報告(案)

コンテンツ研究部門 石川慎一郎(代表)・朱春躍・福岡麻子

1. 外国語学習セミナー主催】
(目的)学部学生の外国語学習への動機付けを強化する。
(事業)平成27年度は,下記の8回のセミナーを実施した。
(成果)昨年の5回に比して,8回のセミナーを実行し,600名以上の参加者を得た。また,部門外から,木原准教授,廣田講師,高橋講師の多大な御助力を得た。

平成27年度第1回外国語学習セミナー(新入生のためのTOEIC入門) 
日時:415日(水) 12:20~13:10
会場:鶴甲第1キャンパスB110
対象学部:発達・法・経済・経営・理・工・海事 
参加申し込み:不要(先着順300名まで。昼食持込可。遅刻の場合は入室不可)
企画:石川慎一郎
講師:石川慎一郎(国際コミュニケーションセンターコンテンツ研究部門教授)
協力: 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC),大学生協
講演内容:試験の概要,試験対策の方法,申し込みの方法等
問い合わせ:iskwshin@gmail.com
出席者:約300

平成27年度第2回外国語学習セミナー(新入生のためのTOEFL入門) 
日時:422日(水) 12:20~13:10
会場:鶴甲第1キャンパスB110
対象学部::文,国文,農,医
参加申し込み:不要(先着順200名まで。昼食持込可。遅刻の場合は入室不可)
企画:石川慎一郎
講師:石川慎一郎(国際コミュニケーションセンターコンテンツ研究部門教授)
協力:国際教育交換協議会(CIEE),大学生協
講演内容:試験の概要,試験対策の方法,申し込みの方法等
問い合わせ:iskwshin@gmail.com
出席者:約170

平成27年度第3回外国語学習セミナー(新入生のためのフランス語検定試験入門) 
日時:427日(月) 12:30~13:00
会場:鶴甲第1キャンパスD306
参加申し込み:不要
企画:廣田大地(国際コミュニケーションセンター講師)
講師:廣田大地,アンスティチュフランセ講師
協力:アンスティチュ・フランセ
講演内容:フランス留学の際に重視されるDELF-DALFTCFの概要,試験対策の方法,申し込みの方法等
出席者: 31

平成27年度第4回外国語学習セミナー(IELTS入門) 
日時:5月25日(月)12:30~13:00
会場:鶴甲第1キャンパスB109
参加申し込み:不要
企画:木原恵美子准教授(国際コミュニケーションセンター)
講師:西川美香子先生(京都大学)
講演内容:試験の概要,試験対策の方法,申し込みの方法等
出席者: 66

平成27年度第5回外国語学習セミナー(ドイツ語検定試験対策講座) 
日時:617日、624日、71日(いずれも水曜)12:20-13:00
会場:鶴甲第1キャンパスD507
対象:全学学生(ÖSDの受験を予定している者、ÖSDに関心のある者)
企画:福岡麻子
講師:福岡麻子(国際コミュニケーションセンター准教授)
出席者:10数名

平成27年度第6回外国語学習セミナー(ドイツ語検定試験入門#2
日時:1125日(水)の昼休み(12:3013:00
場所:D507CALL編集室の正面向かいの部屋)
内容:ドイツ語技能検定試験(通称「独検」)、ゲーテ・インスティトゥートド イツ語検定試験、オーストリア政府公認ドイツ語能力検定試験(通称「OeSD」) の概要説明、試験の体験
企画:福岡麻子
講師:福岡麻子
出席者:16


平成27年度第7回外国語学習セミナー 「理系×留学×プレゼン -sharing experiences with STEM students-
日時:129日(水)17:30-19:00
場所:鶴甲第一キャンパス ラーニングコモンズ
内容:留学体験談発表会
企画・司会:木原恵美子
発表者:小西 康介(農学部3年生 2014年 西オーストラリア大学交換留学)
村山 怜和(工学部3年生 2014年 インサリヨン工科大学交換留学)
出席者:定員30

平成27年度第8回外国語学習セミナー 「中国語検定リスニングセミナー」
日時:201631日(火)~3日(木) 各日10:0012:30
場所:鶴甲第一キャンパス D405教室
企画:高橋康徳
講師:高橋康徳(大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター)
対象:中国語既習者で中国語検定4級合格を目指す神戸大学の学生
参加者:9


2. 神戸大学TOEIC-IPテスト/神戸大学TOEFL-ITPテスト主催】
(目的)神戸大学生に英語学習成果の継続的な測定・診断機会を提供し,英語学習の動機の維持をはかるとともに,就職活動への間接支援を行う。
(事業)神戸大学生協との共催により,TOEIC5回,TOEFL4回の試験を実施した。
(成果)神戸大学TOEICテストには約800名,神戸大学TOEFLテストには約200名の参加があった。

3. 外国語教育セミナー(外国語授業ピアレビュー)企画・実施】
(目的)センター所属教員が,外国語授業の様々な展開法について学ぶ機会を提供し,もって,本学外国語教育の質的向上をはかる。
(事業)2015124日(金)に第17回外国語教育セミナーとして,ピアレビューおよび講演会を行った。また,部門の朱教授の企画により,外部講師を招聘しての講演会を実施した。
(成果)実施記録

神戸大学国際コミュニケーションセンター第17回外国語教育セミナー<外国語教授法・教授コンテンツを考える>
日時: 2015/12/4(金)09501210
会場: 神戸大学鶴甲第1キャンパスD615CALL教室) 
内容
第1部(09501040)国際コミュニケーションセンター 教員ピアレビュー
柏木治美教授(英語)加藤雅之教授(英語)高橋康徳講師(中国語)
第2部(10401210) 講演会
演題:「タグ自動識別機能付きコンコーダンサーと外国語教育への応用 について」
講師: 于康先生(関西学院大学)
参加者:17名(学内14名,学外3名(関西大,関西学院大2))

4. KALCSプログラム実施支援】
(目的)神戸大学学生の英語基礎力の向上に加え,大学院生・教員の国際的学術活動の促進をはかる。
(概要)KALCSプロジェクト委員会と連携し,KALCSプログラムにかかる企画・運営を行った。
(成果)チュートリアル(321名),プレゼンセミナー利(332名),ライティングセミナー(139名),貸出サービス(27名),KUEPCON64名),ポスター印刷サービス(9名),計892名の利用があった。また,年度末に事業報告書を作成し,センター紀要に投稿(pp. 97-116)したほか,ブログでの発信を行った。
 
5. 調査研究活動】
(目的)外国語教育の内容論に関わる諸問題を検討する上での基礎資料の作成を行う。
(概要)「外部試験」の状況について依頼を受けてデータ分析と結果の報告を行う。
(成果)分析レポートを作成し,センター定例会で報告を行った。

6. 広報活動】
(目的)学生への情報提供チャンネルの増加ならびに部門活動の可視化を図る。
(概要)コンテンツ研究部門ブログを作成し,部門での活動の体系的な記録・広報を行った。
(成果)1年間に15件のエントリが作成・発信され,センター主催の外部テスト結果や,部門業務について情報提供が行われた。同ブログには年間3.800件程度(開設時より累計18085ヒット)のアクセスがあった。

7. 附属学校連携支援】
(目的)附属学校における外国語教育の質的向上と,本センターの有するリソースの地域還元を行う。
(概要)神戸大学附属学校と本センターの外国語教育にかかる連携を支援した。
(成果)428日に平成26年度大学・附属学校英語教育連携推進会議を開催した。また,部門教員が研究アドバイザーとして同校のスーパーグローバルハイスクール事業の指導を行った。また,部門教員が支援者となって,附属中等学校教員が平成28年度科研費(奨励研究)に採択された(※英語科では学校創設以来初である)。

平成27年度大学・附属学校英語教育連携推進会議
日 時 平成27年4月27日(月)17:3019:00
場 所 神戸大学国際コミュニケーションセンターD603
【議題1】国際コミュニケーションセンター改組に伴う内規の修正について
【議題2】附属学校全体の概況についての意見交換(前川係長)
【議題3】附属幼小の英語教育についての意見交換(同上)
【議題4】附属中等教育学校の英語教育についての意見交換(増見教諭)
【議題5】大学の英語教育についての意見交換(加藤教授)
【議題6】研究アドバイザリー制度について(石川教授)
【小講演1】附属中等教育学校におけるユネスコスクールならびにSGH事業の展開について (附属中等教育学校・竹下厚志先生)
【小講演2】附属中等教育学校におけるグローバル力の評価システムの開発について(国際コミュニケーションセンター・石川慎一郎先生)《書面による報告》


2016年4月1日金曜日

2016.4.1 新年度神戸大学TOEIC/TOEFL実施予定

以下のように予定しております。
※新年度については,TOEICテストの回数を増加し,学外試験の予行演習にしていただけるよう日程を調整しました。





2016年2月1日月曜日

2016.3.1- 平成27年度第8回外国語学習セミナー 「中国語検定リスニングセミナー」

平成27年度 第8回外国語学習セミナー
「中国語検定リスニングセミナー」

終了しました。9名の参加を得て実り多い会となりました。




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国際コミュニケーションセンターでは下記のセミナーを開催することになりました。またとない機会ですので,意欲と関心のある多くの学生諸君の参加をお待ちしています。

日時:2016年3月1日(火)~3日(木) 各日10:00~12:30
場所:鶴甲第一キャンパス D405教室
講師:高橋康徳(大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター)
対象:中国語既習者で中国語検定4級合格を目指す神戸大学の学生
定員:15名

セミナー申込先(申込は2月5日~):
https://docs.google.com/forms/d/1WxZCxQBdX4WfeSeU3mlTxCzJfm_yUuD01YWiIY0-r90/viewform

2016年1月22日金曜日

2015.12.19 第4回神戸大学TOEICテスト

第4回神戸大学TOEIC実施結果

○試験実施日 12月19日
○受験者数 114名(院生28,学部生87名)
○平均点 L 326点,R 302点,L+R 629点