2012年2月17日金曜日

2012.2.17 カレッジTOEIC S/Wテスト

当コンテンツ研究部門では,大学生協と共催で,神戸大学TOEIC(R)-IPテストを実施しております。このたび,スピーキングやライティングの能力を直接測定するTOEIC(R)S/WテストのIP版の特別受験制度が設定されました。通常の受験料に比べてきわめて安価に設定されており,S/Wテスト受験の貴重な機会ですので,本学学生で興味のある方は,ぜひふるってお申込みください。

日程 2月17日(金)
会場 国際ビジネスコミュニケーション協会大阪事務所
時間 10時~ 13時~ 16時~
費用 3150円(キャンペーン特別価格)
問合せ・申込方法 神戸大学学生会館書籍部

※当テストの受験は神戸大学生協組合員限定です。


2012年2月4日土曜日

2012.2.4 TOEFL-ITP 第4回テスト


本年度の最終回のTOEFL-ITPテストが終了しました。
時期的な問題もあり,受験者数はごくわずかとなりました。

受験者数 24
平均点
T1 47.44
T2 49.36
T3 49.04
総合 486.12

これまでの回と比べても成績は低めになっています。
留学希望者の学生諸君におかれては,定期的に受験するなどして,目標スコアの獲得を目指してほしいと思います。

総合平均点
第1回 499.8
第2回  502.1
第3回
第4回  486.1



2012年2月3日金曜日

2012.2.1 国内大学における英語評価システムについて

大学の英語科目における評価システムについては様々な考え方があり,当部門においても,他大学の実態調査を準備しているところです。

全国の大学の中には,すぐれた実践を行っておられるところが多く存在しますが,ここでは,国立大学における実践例として2例を紹介します。

1. 東京外国語大学英語力最適化プロジェクト 英語学習支援センター
「英語学習支援・評価システム連環プログラム」 http://www.tufs.ac.jp/common/elc/project.htm

(上記ウェブサイトより引用)本学では、一、二年次の副専攻英語科目の履修において、ELCが提供する一定量の学習課題の達成を義務づけている。これにより、学習時間の飛躍的な拡充を図り、全学習者の英語運用能力の質保証をより確実なものとする。また、入学時及び一、二年次の各修了時に、全学生に対し、TOEIC-IPテストの受験を義務づけ、Can-Do調査を併せて実施することで、各学習者の英語力を詳細に把握し、それらの情報を担当教員へフィードバックする。これにより、授業内、授業外の双方における学習とその評価を連環させる「英語学習支援・評価システム連環プログラム」を開発する。また、定点的な評価タスクを各授業に導入し、それによって評価基準を客観化し、GPAの基盤作りに役立てる。スピーキング評価では、ACTFL開発の口頭インタビュー・テスト(OPI)に基づいたSST(Standard Speaking Test)を参照した評価基準を、ライティング評価では、ケンブリッジ大学ESOLとの提携によるEnglish Profile Programmeの評価基準を導入する。これによって、学習ポートフォリオ評価を組み込んだ多面的な能力評価を実現し、欧州共通言語参照枠(CEFR)に準拠した、独自の「言語パスポート」の発行によって、学習者の総合的到達度を認定する。以上の取組を全学的な支援体制のもとに遂行し、本学における学士力の重要な指標のひとつである英語力、すなわち「専門レベルの高度な英語力」の質保証を実現する。(引用ここまで)


2. 名古屋大学新カリキュラム

長畑明利(2009)「名古屋大学全学教育 「英語新カリキュラム」の概要及び若干の考察」『名古屋高等教育研究』9号
 http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/publications/journal/no9/02.pdf

(長畑氏ご論文より引用) 新カリキュラムにおいては、世界各地で用いられ、また定評のある検定試験(TOEFL-ITP 及び Criterion)の一斉受験が行われ、「世界に通用する尺度」が導入される。検定試験は1年前期のコース分けに用いられ、1年終了時に再度実施される一斉受験によって、学習の成果を見ることを可能にするものである。同時に、これらの検定試験を導入することによって、学生は個別授業における優良可不可の評価に加え、世界的に通用する尺度によって自身の英語力(あくまで、これらの検定試験によって測定できる英語力ではあるが)を知ることができる。また、後述のように、1年後期開講授業においては、これらの検定試験の成績を対面授業の評価の一部に加えることになっており、授業における成績評価においても「世界に通用する尺度」を部分的に採り入れることが意図されている。(引用ここまで)