2011年12月12日月曜日

2011.12.12 第1回神戸大学・附属学校英語教育連携推進会議


コンテンツ研究部門では,神戸大学と附属学校の連携に関わる業務を担当しています。附属学校の位置づけが,かつての発達科学部(旧教育学部)附属から全学の附属に変わったことや,新たに中等教育学校が設置され,高校教育を包含するようになったことを契機として,附属幼小中高と大学側が英語教育や国際理解教育の推進に関して密接に意思疎通を進めてゆくことを目指しております。


平成23年度 第1回大学・附属学校英語教育連携推進会議

日 時 平成23年12月12日(月)17:00~18:45

場 所 神戸大学国際コミュニケーションセンターD603

議事
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1.神戸大学および附属学校およびで行われている英語教育についての意見交換
附属住吉小学校からの説明              資料1
附属明石小学校・附属小学校からの説明        資料2
附属中等教育学校明石校舎からの説明         資料3
附属中等教育学校住吉校舎からの説明         資料4
神戸大学国際コミュニケーションセンターからの説明      

2.神戸大学と附属学校の連携に関わる今後の取組について

3.その他
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2011年12月10日土曜日

2011.12.10 TOEIC-IP(1回生用)第4回テスト


1回生対象・TOEIC-IPテスト第4回試験を実施しました。

■実施日:2011年12月10日

■結果返却日:12月21日

■受験者数:304名

■リスニング平均点:287.4

■リーディング平均点:293.0

■合計平均点: 580.5
最高値:920  最低値:250  標準偏差:98.0

■コメント
受験生数は増えましたが,残念ながら,平均点は前回より16ポイントほど低下しました。毎回の受験生が異なるので,同じ基準では比較できませんが,入学当初の高い志を忘れず,英語についても,それぞれのペースで勉強を続けていただければと思います。

■参考
1回生用TOEIC-IPテスト平均点・受験者数の推移
第1回(5月) 590.6(174名)
第2回(7月)  573.3(332名)
第3回(10月) 596.6(199名)
第4回(12月) 580.5(304名)
第5回(1月) 585.2(164名)

2011年12月5日月曜日

2011.12.05 第3回外国語教育セミナー(第2部)

神戸大学国際コミュニケーションセンター コンテンツ研究部門では,下記の催しを一般公開で行いました。当日は,本学専任・非常勤教員を中心として約30名の参加があり,大変有意義な会となりました。

第3回外国語教育セミナー「外国語教授法を考える」
アクセス 

<第2部>
平成23年12月5日(月)17:00~18:30
D615教室
講演 大阪大学教授 日野信行先生「リアルタイムのニュースを通して国際英語の世界に参加する授業」
概要:本講演で主に報告する実践は、授業当日の各国のTVニュースとリアルタイムでの英字新聞電子版(CALL教室を使用)を通して,国際英語の世界にリアルタイムで参加する授業である。またこの他の実践として,自己表現のための英作文についても少し報告したい。


※講演会ちらし

(実施報告)
日野教授は,授業当日の国際ニュースを教材に使用し,各国の新聞の論調などを比較することで,英語を通してメディアリテラシーや批判的思考を養う授業の実践について述べられました。
スキルか実用か,という二項対立に陥りがちな大学英語教育において,国際英語・生素材・教育に新聞を・メディアリテラシー・批判思考・グローバル教育・内容準拠言語教育・統合的アプローチ・学習者の自立・コンピュータ支援学習・実践共同体への正統的周辺といった基盤的な教授学習理念に裏打ちされた教授の実践は,両者の有機的融合を目指すもので,本学における今後の英語教育の展開において重要な示唆をいただきました。
講演終了後には,学生間インストラクションの有無,家庭学習との関係などについて,活発な質疑応答が行われました(報告者:石川)。





(当日実施した参加者アンケートより) 回答数20(専任10,非常勤6,院生他4)

1.講演内容への興味は?  興味が持てた(19) ある程度興味が持てた(1)
2.講演は有益だったか? 有益だった(19) ある程度有益だった(1)
3.感想等
神戸大における英語教育の実態を調べ,先生の方法論・実践論を役立てたい/トライしてみます/ライティング力指導についてもゆっくりうかがいたかった/授業ビデオをもっと見たかった/英作文の実例が面白かった/生徒は教師を映す鏡という言葉通りの実践であった/単にスキルだけでなく,ものの見方や考え方も指導する点が素晴らしいと思った/必然性がある理想的な授業/ベテラン教員がここまで努力されていることに頭が下がる/しっかりした教育理念に基づく割り切った授業になっている点がよい/恐山英作文はすごい。感激する学生が出るのも当然/CALLを使っていかに退屈させずに授業を進めるか参考になった/大学で英語を教えることの道筋を示していただいた/Very informative. Food for thought!/学生の自発的学びを促す素晴らしい実践/ボディブローのようにじわじわ効いてくる授業/大学の教員組織全体の中での当該実践の位置づけを確認できた/ニュース素材の可能性を再確認した/英語教育への情熱を感じた/アイデア満載で学生のみならず教員のモチベーションもあがった/国際英語という視点を得られて有益だった/オーソドックスな実践の裏に深い学問的理念があることに感銘を受けた/恐山作文に感銘を受けた 

2011年12月3日土曜日

2011.12.03 TOEIC-IP(上級生用)第4回テスト


上級生対象・TOEIC-IPテスト第4回試験を実施しました。

■実施日:2011年12月3日

■結果返却日:12月15日

■受験者数:300名

■リスニング平均点:338.0

■リーディング平均点:321.0

■合計平均点: 659.0
最高値:950  最低値:325  標準偏差:131.6

■コメント
就職試験の準備のためもあってか,受験数・平均点とも今年度の最高値となりました。上級生の皆さんについても,「英語アドバンスト科目」や学部開講科目などをうまく利用し,英語学習を継続していただくよう期待します。

■参考
上回生用TOEIC-IPテスト平均点・受験者数の推移
第1回(5月) 620.4(246名)
第2回(6月)  601.9(258名)
第3回(10月) 650.9(232名)
第4回(12月) 659.0(300名)

2011年12月2日金曜日

2011.12.02 第3回外国語教育セミナー(第1部)

第3回外国語教育セミナー「外国語教授法を考える」(第1部)を実施しました。


国際コミュニケーションセンターでは,従前より,所属教員による授業のピアレビューを実施していましたが,本年度からは,センター主催の「外国語教育セミナー」の一部に組み込まれました。表記の第3回セミナーは,コンテンツ研究部門が企画を担当しており,第1部が教員ピアレビュー,第2部が講演という形態になっています。

本センターのピアレビューの特徴は,発表者が自分の授業を90分ビデオにとり,それを再生しながら,授業の流れなどを説明するところにあります。センター発足時には,他の部局のピアレビューと同様に,任意の1週間を「見学週間」に定めて,時間のある教員が同僚の授業に参加して見学する形態でしたが,時間割が重なって参加者が少なくなることや,ピアレビューを行っても見学していない授業についてはディスカッションしにくいという悩みがありました。そこで,数年前からビデオカンファレンス方式に切り替えたところ,ディスカッションも充実するようになり,良い成果が出ているようです。

センター長のあいさつにあったように,大学の教員は,学生や同僚から自分の授業を見られることはあっても,自分の授業を後から自分の目で見る経験はそれほど多くありません。授業をビデオに撮影して再確認することは,自分の目で自分の授業を見つめなおすという点でも有意義なものだと思われます。センターでは,新時代の大学外国語教育の充実をはかるため,引き続き,ピアレビューの実践を重ねていく予定です。(報告者:石川)


<第1部>
平成23年12月2日(金)9:20~10:30(※開始時間を変更しました)
神戸大学鶴甲第1(国際文化学研究科)キャンパスD 615教室
センター教員外国語授業ピアレビュー

プログラム(意見交換の状況により若干の変更有)
司会:朱春躍教授
09:20~ 開会のことば(柏木副センター長)
09:25~ 島津厚久教授授業紹介
09:45~ 枡田義一教授授業紹介
10:05~  大和知史准教授授業紹介
10:25~ 閉会のことば(島津センター長)

参加者:17名(センター教員14名,大学院生2名,外部1名)

           会場風景

           会場風景2


島津先生報告
グループワークと個人ワークを組み合わせた「英語リーディング2」の授業の実践について報告がありました。大意要約などのアクティビティをグループの単位で行わせることで,「読み」の活動の共有を目指す実践に参加者は大いに刺激を受けました。



枡田先生・トゥルンマー先生報告
ヨーロッパ言語参照枠に基づく「ドイツ語インテンシブ」の授業実践について報告がありました。日本人教員が文法解説を行った後に,母語話者教員がそれを実際のコンテキストの中で使用するトレーニングを行う共同授業の実践は,語種に関わらず,参加者にとって大いに勉強になりました。


大和先生報告
プリントなどによって予習を体系的に行わせた上で,授業では,読んだ内容をふまえて,ライティングやスピーキング活動に発展させる「英語リーディング2」の授業実践について報告がありました。インプットからアウトプットへの自然な移行を促す実践は非常に刺激的なものでした。